■2016年01月15日(金)
4DX
|
4DX3Dでスターウォーズの新作観てきました。4DXも3Dシアターも、どっちも初体験でした。
4DXに関しては、なかなか臨場感ありましたね。ゲーセンのムービング筐体みたいなもので、そういうものを想像してくれればいいかと。稼働は、座席自体の傾き、振動、背中をノックするというのが主な動作でした。送風機能もいい感じです。ヘッドレストの後ろから来る奴はちょっとウザいけど。水の噴射は人を選ぶかな。メガネが濡れちゃうし。でも、イスのスイッチでON/OFF出来ます。せっかくなのでONでしたが。香りが出る機能は殆どわからなったです。無くてもいいんじゃないの?
3Dに関しては、映画以外での映像作品は体験しているのですが、映画での体験は初。鑑賞して感じたのは、迫力は増すけど、演出を阻害するなーということ。映画の画面内のピント合わせは、実際の撮影で行われ、演出上の視線誘導で使っているのに、3Dによるピント合わせまで存在していて、その調整は見ている人がおこなうワケで、両方合わさると不自然なことになってしまいますね。これ、ゲームの3Dでは起こらない問題なんです。ユーザーが自分で見る場所を決めるのがゲーム。演出で視線を誘導するのが映像作品。その違いです。
例えば、手前と奥の二人の人物が居て、最初は奥の人物がしゃべっていて、ピントがあっている。その後、手前の人間がしゃべるのに合わせ、カメラの集点が手前のキャラに移動する…。こういうよくある演出はSWにもあったのですが、3D映画上では、両方のキャラクターに前後のピントが存在していて、喋っていない方のキャラクターにピントを合わせて鑑賞すると、ぼやけたものに集点が存在する不思議な事態に…。これって全然リアルじゃないんですよね。まぁ、だから3Dが流行らないわけです。それから映画館の映像ってほんと解像度低いですねー。3Dだとより目立ちますよ。
映画そのものの出来は「並」、という感じ。SW思い出補正がなくてもそういう感想になるんじゃないかな? ネタバレにならない程度に書くけど、いまいち物語の視点がわからない。敵BOSSキャラも立ってない。小物だし、十字型のライトセイバーもセンスの欠片もないです。旧シリーズは敵といえばダース・ベイダーでしたが、これと比べるのは酷ですが、比べなくてもショボイ。そこがまずい。一番ひどいのはライトセイバーでの殺陣のシーン。ふたりともすごい下手くそ。旧作の殺陣が頑張ってるだけに…。そうそう、下手といえば、日本語吹き替え版を見たんですが、一部が下手くそでした。ほんとそういうの、どうにかならないですかね?
それでも詰まらなくはないのは、流石にお金かけて面白い映像をなんとか作っているところがあるからです。総合的に見て、最近のお金かけました系の映画の、良い部分と悪い部分全て詰め込みましたという感じの作品。ジュラシック・ワールドと似てます。あれが満足できた人なら大丈夫だと思います。まぁ、4DXのテスト体験としてはいい映画じゃないですかね。続編は見ると思います。一応好きなシリーズだしね。 | | |