■2010年03月15日(月)15:06
例大祭お疲れ様でした。
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TOPの方にも書きましたが、例大祭お疲れ様です。カットも内容もTOPと重複しますが、もう少し詳しく経緯と感想を書かせて頂きます。
部分的に過去の日記やTOPコメントの繰り返しになりますが、先ずは新刊がなくてごめんなさい。今回は.7としては初の例大祭参加でしたが、同人では前サークルも含めれば2007年2月から、Pixivやニコニコ動画などでのブーム爆発前(その段階でも巨大ジャンルでしたが)から、東方には力を入れてきたつもりです。…発刊ペースの遅いサークルですので、発行している回数はそれほどでもないですが…。
長くやっているという意味でも、せっかくの東方ジャンルのイベントですから、何か用意しておくべきでした。本来の予定では都合が付けば八雲紫本で一般誌を出したい! と考えていたんですが、申し込み時点でもスケジュールの都合上、難しいかな? という事が予測出来たのでサークルカットでは既刊でも通るように紫ではなく安全策として咲夜さんにしておいたわけです。現実は年始からいろいろ予定がありまして、サークルカット通り咲夜さんの既刊のみ…、新刊はないという判断となりました。
ただ、こちらの都合はこのような経緯ですが、全ての人間がHPの情報を見ているわけではないし、それこそサークルカットが咲夜さんですから、ふたなり咲夜さんの新作があるかもしれないと思ったと思います。実際に新刊のことを聞かれることは多かったので、申し訳ない気持ちです。(と、書いているこの日記も、HPを普段見ていない方には、見てもらえてる可能性は少ないと思いますが)
それにも関わらず、俺に対して「応援しています、頑張ってください」という温かい声を掛けていただける方が多くいらっしゃいました。
俺は思うんです。これは今回に限らないことですが、自分が素晴らしい本を作ったわけではないんですよ。それは今後もそうです。俺がどんな価値観でやっているとしても、結局は俺はただやりたい事をやっているだけなんです。でもそれを受け取ってくれる読者さんが、自分でその本に価値を見出し、自分で心を動かして俺に言葉をくれるんです。その心が素晴らしいと思うんです。作品に価値があるのではなく、読んだ人間の心に価値があるんですよね。
これはコメントをしない読者の『無言の声』も含みます。それを区別するわけではありませんが、実際に頂ける声は分かりやすく自分が自覚出来る機会なので、その事をまた今回の例大祭の一日で気づかせ、学ばせて頂きました。
ありがとうございます。また頑張っていきますので、どうかよろしくお願いします。
…ただ最後に、ちょっと話がそれますが、いま東京都では『非実在青少年の規制』をするというような内容の条例が通ろうとしています。俺は東京都在住です。これは2次元での未成年の性表現を規制する条例で、これがもしも可決した場合、.7のサークル活動で発行されてきた『ふたなり咲夜さん』や『ふたなりサンタちゃん』は、今後も続編を出す予定でしたし、ほかにも作品の構想はありますが、場合によってはこの条例で中断という事もあると思います。条例が通れば.7の本やイラストは規制対象になる可能性が高い表現が多いものばかりですので。
そうなった場合は申し訳ないですが、条例ではどうしようもありませんので、これで『全ておしまい』という可能性もあります。…どうしてこんな条例が…というショックの気持ちは隠せないですが、いまは動向を見守っていくしかないようです…。先のことはまだ考えていません。
…とりあえず、一応その可能性があるということはみなさんに覚えておいて頂きたいです。 | | | |